開発の経緯

 
■平成15年、(有)ベアーズコミュニケーションズ[現(株)プロンテスト]【代表:奥村真知】 では、英語教育における発音指導の知識と経験を活かし“発音指導体系のソフ トウェア化”を検討。

(株)つくば研究支援センターを通じ産総研産学官連携コーディネータから、音声分析手法や調音的特徴に関しての研究実績を持つ(独)産総研・情報技術研 究部門・音声情報処理G【G長:児島宏明】との連携を提案される。

■平成16年7月、共同研究を開始。音声学に基づいた当社の発音指導と(独)産総 研の持つ音響分析技術を基に、口や舌などの調音器官の状態を高精度に自動 判定する技術を開発した。それにより、「対話型のPC発音ティーチングシステ ム」を開発。

■平成17年12月、共同研究終了後、産総研技術移転ベンチャーとしての第一弾と して、英語発音矯正ソフト「発音力」の製品開発開始。平成19年6月末リリース決定。
 

開発のきっかけ

 
こんなソフトがあったら・・・

2003年の春に、つくば市にある医療短期大学の学生で、留学をしようとしていた全聾の女の子に英会話スクールで発音を教える機会がありました。耳の不自由な人は、相手の唇の動きで音を読み取ります。その読唇の能力は、すばらしいものがあります。英語の単語でも、”big” “pig” “pick”の違いを唇を開くときの速さや母音の長さだけで判断します。

しかし、舌の位置などは外から見てもわからないので、読み取るのが難しい音もいくつかあります。たとえば日本語でもカタカナにすると「に」「ち」「し」は、外から口を見ても、どれもが同じに見えます。そのときに、何とか音を視覚でとらえて、違いをみせてあげられたら・・・と思いました。

そして、そういうソフトが存在しないことがわかったとき、自分で作ってみたいと思ったのです。それから、発音の指導はとてもデリケートなものです。生徒にとっては、言葉、または声そのものを直されるような気がするからです。 だから、好きな場所でこっそり練習できるソフトがほしいと思いました。